ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
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2025.06.01
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最初にご紹介するのは「地上から見る人工衛星」です!皆さんは夜空を見上げて星を探している時に、流れ星より遅く飛行機より速い、そんな光を見たことはありませんか?その正体は人工衛星です。人工衛星は人の手で作られ、打ち上げられた機器のことで、月と同様に地球を周回するため「衛星」と名が付いています。
一番簡単に見ることができる人工衛星は「国際宇宙ステーション(ISS)」です。国際宇宙ステーションは高度約400kmの宇宙空間にある実験施設で、日本を含む15カ国が協力してさまざまな実験を行っています。その中には「きぼう」という日本の実験棟もあります。国際宇宙ステーションは約90分で地球を一周し、周回するごとに少しずつ位置がずれていくため、実は日本上空でも見られる機会が多くあるのです。
ただ、国際宇宙ステーションが日本上空を通っていても、条件が揃わないと見ることはできません。その条件とは、観測時が夜であることと、国際宇宙ステーションに太陽光が当たっていることです。また、あわせて天気の条件も加わると、梅雨入りする6月の観測は難しいかもしれません。晴れた日の夜は東京でも見ることができるほど明るく輝きます。
JAXAのKIBO宇宙放送局による「#きぼうを見よう(https://lookup.kibo.space/)」というページでは、その日の国際宇宙ステーションの通過時刻や見え方を知ることができます。地域や時刻によって見やすい日が変わるので、ご都合に合わせてチェックしてみてください!
国際宇宙ステーションが見やすい理由の一つに、サイズが大きいということがあります。その大きさは、なんとサッカーのフィールドと同じくらいだそうです。サイズが大きいほど太陽光を反射するため、街明かりの多い環境でも見ることができます。国際宇宙ステーションは月の次に大きい衛星なのです。
宇宙空間には他にも多くの人工衛星がありますが、サイズが小さいことからあまり太陽光を反射せず、地上から見ることができないものも多いのです。しかし、街明かりの少ない地域では国際宇宙ステーション以外の人工衛星も見られることがあります。人工衛星の周る軌道や速度はそれぞれ異なるため、いつどこから現れどこに消えるかわからない面白さもありますね。
夜空を見上げる際は、宇宙へ挑戦する人類の希望が輝く様子もぜひお楽しみください!
今月の注目天文イベントは「しし座レグルスと火星の接近」です!今月中旬頃、しし座の一等星レグルスと火星が接近します。地平線に沈んでしまった後ですが、最接近は18日午前2時で44分角(1分=1度の60分の1)まで接近します!
しし座は春に見ごろとなる星座で、黄道十二星座のうちの一つとしてよく知られています。一部分が「?」マークを逆にしたような形をしており、とても特徴的です。「?」マークの先にある目立った星がレグルスで、青白い色をした一等星です。等級は1.4等で、しし座を構成する星の中では最も明るい星ですが、全天21個の一等星の中では最も暗い星とされています。
しし座は獅子(ライオン)の姿を表しています。特徴的な「?」マークの部分が頭、二等星のデネボラが尻尾、一等星のレグルスは心臓にあたります。レグルスにはラテン語で「小さな王」という意味がありますが、別名で「獅子の心臓」という名もあるようです。
赤みを帯びた惑星である火星は、今の時期1.4等の明るさであるため、レグルスと同程度に輝いて見えます。二つの星の距離がとても近いため、肉眼では一つに見えるかもしれません。二つの星を判別したい場合は、双眼鏡や低倍率の天体望遠鏡の使用がおすすめです!白いレグルスと赤い火星の色の対比を楽しむこともできます。
最接近時は44分角まで接近しますが、地平線に沈んでしまった後のため、沈む前の17日21時頃を目安に西の空を観測すると良いでしょう。見晴らしの良い場所での観測をおすすめします。
また、しし座の二等星デネボラは春の大三角を構成する星でもあります。ぜひ、一緒に観察してみてください。春の大三角について、詳しくは星空TOPICS☆2025年5月をご覧ください。
獅子の心臓が2つになる?!この機会に双眼鏡や天体望遠鏡を使ってじっくり観察してみてください♪
参考:「国際宇宙ステーション(ISS)とは」JAXA(https://humans-in-space.jaxa.jp/iss/about/)
「#きぼうを見よう」KIBO宇宙放送局(https://lookup.kibo.space/)
「So-TEN-Ken Vol.89」株式会社ビクセン(https://www.vixen.co.jp/lp/so-ten-ken/vol89/main/)
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星空TOPICS☆2025年6月 地上から見る人工衛星としし座レグルス・火星の接近
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