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2026.03.01

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今月の注目天文イベントはこちら!
今月は日本全国で見られる皆既月食に注目です♪
| 2日 | しし座α星レグルスの食 | |
| 3日 | 皆既月食 | |
| 8日 | 金星と土星が大接近 | |
| 20日 | 月と金星が接近 | |
| 27日 | 月と木星が接近 | |
今月の2日には、しし座の一等星であるレグルスの食が発生します!恒星の食とは、月によって星が一定時間隠されることです。
しし座のα星であるレグルスは、見かけの等級が1.4等の恒星です。レグルスはしし座の一等星であり、しし座を構成する星の中で最も明るい星ですが、全天に21個ある一等星の中では最も暗い一等星とされています。
そんなレグルスが、月によって隠される「レグルス食」が2日の20時30分頃から起こります!今年の1月にもレグルス食が起こりましたが、時刻が深夜であったことや、天候が恵まれなかった地域もあることから、今回のレグルス食はその再挑戦の機会としてもおすすめです!
今回のレグルス食は、九州の一部の地域と沖縄県を除く全国で見ることができ、地域によってレグルスの潜入時刻と出現時刻が異なるため注意が必要です。どの地域でも、食の開始から約1時間後に再び月から出現します。
レグルスを隠す月は満月直前のとても明るく大きな月であるため、肉眼でレグルスを視認することは難しいかもしれません。天体望遠鏡や双眼鏡を用いての観測がおすすめです!望遠レンズを付けたカメラで、食の様子を撮影するのも面白そうです。
ぜひ、レグルス食の観察に挑戦してみてくださいね!

レグルスに関する過去の星空TOPICSはこちら!
星空TOPICS☆2025年6月 地上から見る人工衛星としし座レグルス・火星の接近
星空TOPICS☆2026年1月 しぶんぎ座流星群とレグルス食
今月の3日の月は満月で、皆既月食が起こる機会でもあります!皆既月食とは、月が地球の影に隠される現象です。日本全国で観測することができ、18時49分に部分食が始まります。
月食時に月を隠す影には、本影と呼ばれる濃い影と、その周囲にある半影と呼ばれる薄い影があります。
本影に月の一部が入ると部分食となり、完全に入ると皆既食となります。部分食では、三日月とはまた違った様子で徐々に欠けていく月の様子を楽しむことができます。皆既食は完全に月が本影に入る現象ですが、月が全く見えなくなってしまうわけではありません。地球の大気で屈折した太陽光がわずかに月を照らすため、月は赤銅(しゃくどう)色に輝きます。普段のような輝きではなく赤色に輝くのは、大気によって散乱されにくい波長をもつ赤色の光が届くためです。
今回の月食は日本全国で同時刻に見ることができます。月食は肉眼でも十分楽しむことができますが、天体望遠鏡を使った観測や撮影も面白いです。また、双眼鏡でも月食中の月を細部まで楽しむことができます。
月の一部分が欠ける部分食は18時49分に始まり、月が完全に隠れる皆既食は20時4分から始まります。20時33分に食の最大を迎え、21時3分まで皆既食が続きます。その後、徐々に月は明るくなっていき、22時17分に通常の満月に戻ります。
今回の皆既月食は2025年9月ぶりですが、次に日本全国で見られる皆既月食は2029年の1月です。今回の観測チャンスをお見逃しなく!

皆既月食に関する過去の星空TOPICSはこちら!
星空TOPICS☆2025年9月 皆既月食と衝を迎える海王星
今月の8日には、金星と土星が大接近します!最接近するタイミングは22時20分で、0度55分角の位置まで近付きます(1度 = 60分角、1分角 = 60秒角)。
この日の月は22時30分過ぎに東から昇るため、夕方の西の空に輝く金星や土星を月明かりが邪魔することはありません。また、日没直後の西の低い空は明るいですが、それに負けないくらいの明るさで金星と土星は輝くでしょう。この時の金星は-3.9等級、土星は1.0等級の見かけの明るさで輝いて見えます。
18時50分頃には金星も土星も沈んでしまうため、短時間での観測チャンスとなりそうです。また、高度が非常に低く10度以下のため、見晴らしの良い場所での観測がおすすめです。
ぜひ、金星と土星の大接近をお楽しみください!

今月の20日には、月と金星が接近します!最接近するタイミングは18時26分で、3度56分角の位置まで近付きます(1度 = 60分角、1分角 = 60秒角)。
この日の月は月齢1程度でとても細く、近くに並ぶ金星を月明かりが邪魔することはありません。金星は-3.9等級の明るさで輝いて見えます。
19時頃には月も金星も沈んでしまいますが、日没は17時50分頃のため、観測のチャンスは18時頃から19時頃までの1時間になりそうです。また、高度が低く20度以下のため、見晴らしの良い場所での観測がおすすめです。
今回のように非常に細い月は、地球照を撮影する絶好のチャンスでもあります。地球照とは、地球で反射した太陽光が月の欠けている部分を照らす現象のことで、カメラで数秒間露光して撮影すると、丸い月の形を見ることができます。
ぜひ、細い月と宵の明星の観察や撮影に挑戦してみてくださいね!

今月の27日には、月と木星が接近します!最接近するタイミングは午前0時24分で、3度14分角の位置まで近付きます(1度 = 60分角、1分角 = 60秒角)。
最接近のタイミングでは、西の低い空に二天体が輝きます。前日26日の夜から観測すると、二天体は南西の空高くに昇っているため観測しやすいでしょう。この日の月は26日に上弦を迎えたばかりの月で、比較的明るく輝きますが、それに負けないくらいの見かけの明るさ-2.2等で木星も輝いています。
月や木星は明るいため、肉眼でもよく見ることができますが、天体望遠鏡や双眼鏡を使って月のクレーターや木星の衛星を観察するのも面白いです。
ぜひ、明るく輝く月と木星を観察してみてくださいね!

<参考>
・「レグルス食(2026年3月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/03-topics01.html)
・「皆既月食(2026年3月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/03-topics02.html)
・「月が金星に接近(2026年3月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/03-topics03.html)
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