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2025.09.01

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今月の注目天文イベントは「皆既月食」です!皆既月食は月が地球の影に隠される現象です。日本全国で観測することができ、今月8日の深夜1時27分に部分食が始まります。
月、地球、太陽が一直線に並んだ時、月食が起こります。月は地球を挟んで太陽光を受けることになるので、必ず満月のタイミングです。しかし、月に一度の満月の日に必ず月食が起きるわけではありません。月の公転軌道がわずかに傾いており、月、地球、太陽が厳密に一直線に並ぶことはなかなかないためです。今回は三天体が一直線に並ぶとともに、そのタイミングで日本全国が夜を迎えているというとても貴重な機会であり、約3年ぶりの日本全国で見られる皆既月食です!

月食時に月を隠す影には、本影と呼ばれる濃い影と、その周囲にある半影と呼ばれる薄い影があります。
本影は、太陽光を地球が完全に遮ることで生まれる影です。半影は、地球によって太陽光が一部だけ遮られるために生まれる影です。しかし、太陽光が完全に遮られているわけではないので影は薄く、月が半影に入っても肉眼でその違いに気付くことは難しいでしょう。
月が本影に一部入ると部分食となり、完全に入ると皆既食となります。部分食は月の一部が欠ける現象で、三日月とはまた違った欠け方で徐々に消えていく様子を楽しむことができます。皆既食は完全に月が本影に入る現象ですが、月が全く見えなくなってしまうわけではありません。地球の大気で屈折した太陽光がわずかに月を照らすため、月は赤銅(しゃくどう)色に輝きます。普段のような輝きではなく赤色に輝くのは、大気によって散乱されにくい波長をもつ赤色の光が届くためです。

今回の月食は日本全国で同時刻に見ることができます。緯度の高い地域ほど月の高度は低くなり、赤道に近づくにつれ月の高度は高くなります。北の地域で今回の月食を観測する場合は、西の空の見晴らしが良い場所で観測するとよいでしょう。皆既月食は肉眼でも十分楽しむことができますが、天体望遠鏡を使った観測や撮影も面白いです。また、双眼鏡でも月食中の月を細部まで楽しむことができます。
月の一部分が欠ける部分食は深夜1時27分に始まり、月が完全に隠れる皆既食は2時30分から始まります。3時12分に食の最大を迎え、3時53分まで皆既食が続きます。その後、4時57分まで部分食を再び見ることができます。
夜遅い時間ではありますが、珍しい天文イベントをぜひお楽しみください!
次にご紹介するのは「衝を迎える海王星」です!海王星は太陽系の惑星で、太陽から最も離れた軌道を公転しています。今月23日には「衝」という観測しやすいチャンスの一つを迎えます!
海王星は太陽系の惑星のうち、内側から数えて8番目の位置を公転する惑星です。太陽から最も離れた軌道であるため、太陽のエネルギーが届きにくく、上層部は非常に低温かつ暗い惑星です。
等級は約7.8等であり肉眼で見ることはできませんが、天体望遠鏡を使った観測は可能です。倍率200倍程度の高倍率での観測がおすすめです。
天体望遠鏡を使って観測すると、海王星が青色をしていることがわかるかもしれません。青色に見える理由は、海王星を構成する物質に「メタン」が多く存在するためです。メタンは赤色の光を吸収し、青色の光を反射する性質があるため、海王星は青色に輝くのです。
観測のハードルが高い海王星ですが、今月23日の「衝」を迎えるタイミングでぜひ観測に挑戦してみてください!
衝とは、惑星が地球を挟み太陽のちょうど反対側に来るタイミングのことです。惑星は衝を迎えるときに最も地球に近づくため、明るく輝きます。また、衝の時期は惑星が一晩中空に昇っているため、とても観測しやすいタイミングなのです。
衝とは逆に、惑星が太陽を挟み地球のちょうど反対側に来るタイミングを合と呼びます。合の時期は惑星と太陽の方向が被るため、惑星の観測が難しいです。また、太陽ー地球ー惑星を結んだ角度がちょうど90度となるタイミングは矩と呼ばれます。

衝を迎える23日、海王星は一晩中観測可能です!南の高い空に昇る南中時刻は23時30分頃です。また、海王星が衝を迎える2日前の21日には土星が衝を迎えるため、明るく輝く土星を海王星の近くで見ることができます!海王星を探す際の目印にしたり、環の細い土星を天体望遠鏡で観測してみるのも面白いかもしれません。
ぜひ、この機会に観測してみてくださいね!

それでは、また来月の星空TOPICSでお会いしましょう!
参考:「皆既月食(2025年9月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/09-topics01.html)
「東京の星空・カレンダー・惑星(2025年9月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/09.html)
「土星が見頃(2025年9月)」国立天文台(https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/09-topics03.html)
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