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2025.05.01

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今月の注目天文イベントは「みずがめ座η(エータ)流星群」です!今月の6日に極大を迎え、見ごろとなります。
流星群とは、宇宙空間にある塵が地球の大気に衝突し、光を放つ流星が複数出現する現象です。この流星の元となる塵は、彗星から生じます。
彗星は直径1ミリメートルから数センチメートル程度の塵を宇宙空間に放出しながら、太陽の周りを公転しています。そのため、彗星の公転軌道上には放出された塵が密集しています。下図のように、地球の公転軌道に対し交差するように彗星の公転軌道がある場合、塵の密集した地点を地球が横切ることになり、地球の大気と塵が多く衝突することで流星群が出現します。横切る日時は毎年決まっているため、毎年同時期に流星群が見ごろとなるのです。
流星群の元となる塵を放出する天体を母天体といいます。今回のみずがめ座η流星群の母天体はハレー彗星です。ハレー彗星は公転周期76年の短周期彗星であり、その公転軌道は地球の公転軌道と二箇所で交差しています。そのため、ハレー彗星を母天体とする流星群は毎年二回出現し、みずがめ座η流星群のほかに10月に見られるオリオン座流星群があります。彗星には、ハレー彗星のように地球の公転軌道と二度交差する彗星や、一度しか交差しない彗星、一度も交差しないために流星群を引き起こさない彗星もあります。流星群を見るときは、その起源を考えてみるのも面白いですね。

今回のみずがめ座η流星群は今月6日の12時頃に極大を迎え、みずがめ座付近を放射点として流星が出現します。6日と7日の深夜3時頃を見ごろとし、明け方の薄明前まで東の空で見ることができます。この時期のみずがめ座は非常に空の低い位置にあるため、見晴らしの良い場所での観測をおすすめします。放射点のある東側には土星と金星が輝いているため、目印にすると方角がわかりやすいです。月明かりもなく、1時間に数個の流星を見ることができる予想です!
ゴールデンウィークの最終日、夜更かしをして流れ星の観測に挑戦してみてはいかがでしょうか?

次にご紹介するのは「春の大曲線と春の大三角」です!今の時期に見ごろとなる星座とあわせてご紹介します。
夏の大三角や冬の大三角、冬のダイヤモンドなど、夜空には目立つ星を結んで作られる図形があります。とても見つけやすいことから、他の星座を探す目印にすることも多いです。夏や冬に比べると目立つ星が少ない春の空ですが、春の空にも「春の大曲線」と「春の大三角」という有名な図形があります。

春の大曲線とは、おおぐま座を構成する北斗七星の柄の先からうしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカを結ぶことでできる大きな曲線のことです。
大曲線の始点である北斗七星は、ひしゃくの形が特徴的なおおぐま座の尻尾にあたる部分です。北の空で一年中輝く周極星であり、北を示す星「北極星」を探す際に用いることもあります。北斗七星の柄の先を伸ばしていくと、うしかい座のアルクトゥルスがあります。うしかい座は春の宵に見られる星座であり、橙色に輝くアルクトゥルスがうしかい座の一等星です。アルクトゥルスは全天で4番目に明るい恒星であり、明かりの多い街中でも見つけることができます。さらに曲線を伸ばしていくと、おとめ座の一等星スピカを見つけることができます。おとめ座も春の宵に見られる星座であり、青白い色をしたスピカが良く目立ちます。
また、スピカからさらに曲線を伸ばした先にはからす座があり、春の大曲線の終点とされることもあります。からす座は台形型をした小さな星座で、少し暗めの星で構成されるため、目印なしでは見つけにくい星座です。ぜひ、大曲線をたどって探してみてください!
そして、うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラを結ぶと現れる三角形は春の大三角と呼ばれています。
獅子(ライオン)の尻尾にあたる星がデネボラです。しし座で明るく輝く一等星はレグルスといい、デネボラはレグルスに比べて少し暗く見える二等星です。アルクトゥルス、スピカとともに三角形を構成する位置を探してみてください。
今の時期に見ることができる春の大曲線と春の大三角は、南側で空の高い位置に上がっています。特に春の大曲線の全体を見渡す際は、広い視野を確保できる開けた場所での観察をおすすめします。また、月明かりが妨げにならない5月中旬〜下旬の観察がおすすめです。
ぜひ、春の大曲線や春の大三角を目印に春の星座をお楽しみください!
それでは、また来月の星空TOPICSでお会いしましょう!
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