ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
双眼鏡選びに役立つ情報を掲載しています。
このページでは双眼鏡選びに役立つ情報を掲載しています。
「知っておくと、より一層あなたのニーズに合った双眼鏡と出逢いやすくなる」、覚えておくと便利な、光学機器の用語について解説しています。
対象物をどれだけ近くに(大きく)見られるかを表したもの。
対物レンズ(見る対象側のレンズ)の直径サイズのこと。
「接眼レンズ」によってできる「対物レンズ」の像の直径のこと。
実際に見える風景の範囲のこと。
双眼鏡の中に拡大された像のこと。
双眼鏡やフィールドスコープを動かさずに見られる、1000m先の範囲をメートルで表したもの。
性能(光の屈折率など)を左右する重要な要素です。
ダハプリズムタイプとポロプリズムタイプの2種類があります。
対象物へのピントが合う最短距離のこと。
※ 個人の視力によって若干の差異が生じます。
ひとみ径を2乗した数値を「明るさ」として表現しています。この数値が大きいほど像が明るく見え、夕方や夜間の使用にも適します。
左右の目(左右の瞳孔の間)の幅に合わせて、双眼鏡の光軸を調整できる範囲のこと。
双眼鏡を中心軸から曲げる、あるいはスライドさせることで、目の幅と接眼レンズの幅を一致させます。
レンズやプリズムには様々なコーティング処理が施されており、それにより光の損失が抑えられ、明るくシャープな像が得られます。そのコーティングの種類と加工部位によって、光学性能は異なります。
接眼レンズと対物レンズが直線的な位置関係にあるのがダハタイプです。
接眼レンズよりも対物レンズの方が幅広になっているのがポロタイプです。
双眼鏡を選ぶ際に重要なポイントとなる倍率ですが、一概に「倍率が高い」ことが良いとは言えませんので注意しましょう。
対象物をどれだけ近くに(大きく)見られるかを表したものです。
例えば、倍率8倍で200m先にあるものを見た場合、200÷8=25で、25mまで近づいて見た時の大きさで対象物を見ることができます。倍率が20倍であれば、200÷20=10、10mまで近づいた時の大きさで見ることができます。
ただし、倍率が高くなると大きくは見えますが、見えづらくもなります。
「対物レンズ有効径」とは、対物レンズ(見る対象側のレンズ)の直径サイズのことを言います。同じ倍率の時、対物レンズ有効径が大きいほど集光力があり、解像度と明るさが向上します。ただしその分、双眼鏡自体も大きく重くなってしまいます。
25mm以下:コンパクトな双眼鏡
30mm〜49mm:本格的な双眼鏡
50mm以上:天体観察、業務用など
「接眼レンズ」によってできる「対物レンズ」の像の直径のことを言います。30cmほど離して接眼レンズ面を見ると、小さな明るい円が見えるでしょう。この直径が大きいほど視界が明るくなり、特に早朝や夕方の野鳥観察や天体観測時などにその威力を発揮します。
ひとみ径=対物レンズの有効径÷倍率
例として8×42の双眼鏡の場合、「42÷8=5.3」ということからひとみ径は5.3mmとなり、これは像の明るさを表す目安となります。
人のひとみの大きさは、周囲が暗くなればなるほど、より多くの光を吸収して視界を高めようと大きくなります。でもその時、のぞいている双眼鏡のひとみ径が小さいと、視界は暗いままになってしまいます。
暗い場所における人のひとみ約7mmに対して双眼鏡のひとみ径が2.5mmと小さいため、淡い光が見えにくく感じます。
20÷8=2.5mm
人のひとみと双眼鏡のひとみ径がほぼ同じ大きさになるので、淡い光でも見やすく感じます。
50÷7=7.1mm
すばやく激しい動きの多い野鳥観察やスポーツ観戦などには、実視界の広いものを選ぶことがポイントです。
双眼鏡やフィールドスコープを動かさずに見られる範囲を、角度で表したものです。実視界が広いほど、一度に見られる範囲が広がるので、動きの多い対象物を見るのに適しています。
双眼鏡をのぞいた際に、視野がどの程度開けているのかを角度で示しています。
見掛視界が広いと高倍率でもより一層の臨場感が味わえます。
従来、見掛視界は「実視界×倍率」の計算式により算出されてまいりましたが、ビクセンでは2009年度以降のカタログにおいて、新規掲載製品より、JIS規格B7157:2003に基づいた計算式を採用しています。新しい計算式に基づく「見掛視界」の数値には、スペック表記において*マークが付いています。
tan ω’ = τ × tan ω
(見掛視界:2ω’、実視界:2ω、倍率:τ)
双眼鏡やフィールドスコープを動かさずに見られる、1000m先の範囲をメートルで表したものです。視界の広さを表します。
=2×1000×tan (7.0÷2)
=122m
一般タイプのプリズム材料です。
光学性能の優れた高級プリズム材料。隅々までカゲリのないシャープな像を得ることができます。
光学性能のきわめて優れた最高級プリズム材料。屈折率はBaK4よりも高く、より一層隅々までカゲリのない、シャープで鮮明な像を得られます。
レンズやプリズムには様々なコーティング処理が施されており、それにより光の損失が抑えられ、明るくシャープな像が得られます。そのコーティングの種類と加工部位によって、光学性能は異なります。
レンズコーティングはレンズの表面と裏面に施します。この膜が単一の層であるものを単層コート、3層以上の複数の膜で形成されているものを多層膜コート(マルチコート)と呼びます。単層で除去できなかった反射光を、多層膜コートでは何層ものコーティングによって減少させて透過率を上げ、明るくて高コントラストな視界を実現させています。
多層膜コーティングの方が、反射が少ないことがわかります。
高級機ではプリズムにもマルチコートを施すことで、フレアやゴーストの発生を抑え、高コントラストですっきりとした視界を実現しています。コーティングの効果は、接眼レンズ側から見た左の写真のように一目瞭然です。
ダハタイプの場合、プリズムに「フェイズコート」という特殊なコーティングを施すことで、ハレーションを低減します。解像度が高くなり、クリアで高コントラストな視界を実現します。
「EDガラスレンズ」とは、色収差を極限まで抑えて鋭い見え味を実現した、極めて優れた光学性能を発揮するレンズのことです。色のにじみを抑え、シャープな視界を実現します。
対物接眼マゼンタコート
対物および接眼レンズにマゼンタコーティングを施し、光の損失を抑え、明るい視野を実現します。
フーリーコート
レンズ全面(対物および接眼)に反射防止コーティングを施し、光の損失を高いレベルで抑えます。
対物マルチコート
対物レンズ面にマルチコーティングを施し、明るく高コントラストな視界を実現します。
対物接眼マルチコート
対物および接眼レンズにマルチコーティングを施し、光の損失を抑え、明るい視野を実現します。
高倍率でもブレのない鮮明な視界
防振機能(手ブレ防止機能)を搭載しています。10倍を超える高倍率でも安定した視界で対象をとらえます。ライブで躍動するアーティストの姿、バードウォッチングやスターウォッチングなど、いろいろなシーンで活躍します。
手軽に持ち運んで、見たい瞬間を逃さない
コンサート、演劇鑑賞、スポーツ観戦などで使うなら、軽くて携帯性に優れた「コンパクトタイプ」の双眼鏡がベストチョイス。アーティストの表情を見たり、決定的な瞬間をアップでとらえたりと、一台持っているだけで、イベントを何倍にも楽しむことを可能にします。
フィールドをアクティブに楽しむハイスペックモデル
「タフ&ハイスペック」双眼鏡のメリットは、高性能なレンズ素材やレンズコーティング、またレンズサイズなどの効果により、“極めて明るく鮮明に”対象の姿をとらえられること。バードウォッチングやスターウォッチング、さらにはライブ会場でのパフォーマンスを観る際に、その真価を発揮します。
双眼鏡とひとことで言っても、色々な用途やスタイルがあります。
ここでは、双眼鏡の種類や使い方、スペックの違いなどを知って、あなたに合った双眼鏡を見つける参考にしてください。
倍率
対物レンズ有効径のmm数
双眼鏡の仕様
WP…防水 (ウォータープルーフ)
通常手持ちで見るのであれば倍率10倍までがおすすめです。
「倍率」とは肉眼で見た時よりどれくらい大きく見えるかを示したものです。ですが、倍率が高くなるほど良いとは限りません。一般的に、倍率が高くなると「手ブレが大きくなる」、「見える範囲が狭くなる」、「暗く見える」などの理由で、観察がしにくくなります。
スペック内の「ひとみ径」や「明るさ」の数値が大きいほど、像が明るく見えます。
「ひとみ径(ひとみの直径)」とは接眼レンズ(のぞく側のレンズ)によってできる対物レンズの像の直径のことです。「明るさ」は、ひとみ径を2乗した数値で、この値が大きいほど、像が明るく映ります。暗い場所で猫や人間のひとみが大きくなるのと同様、「明るさ」の値が大きいと、夕方や夜間にも使いやすくなります。
見る対象側に使われるレンズを「対物レンズ」と言い、その直径を有効径と呼びます。有効径が大きくなるほど集光力が高くなり、シャープな像を見ることが可能です。ただしその分、双眼鏡自体のサイズも大きくなり、気軽に携帯しにくくもなります。
明るく鮮明な像が見られるかどうかは、「その3」で説明した「対物レンズ有効径」の他、「プリズムの材質」や「コーティング」がポイントとなります。
そのプリズムの材質には「BK7」「BaK4」「SK15」などがあり、順に「一般」「高級」「最高級」 タイプとなっていて、より鮮明な像が見られます。
またコーティングについても様々な種類があり、その種類と加工箇所によって明るさや鮮明さが変わってきます。
広い範囲を見るなら、広角の双眼鏡が最適!
例えばコンサートやスポーツ・演劇鑑賞など、「大きさ(倍率)はこのままで、もっと広い範囲を見たい」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。
それには「見掛視界」のなるべく広い双眼鏡を選びましょう。
見掛視界60度以上*の双眼鏡。その広い視野は、サッカーやラグビーの試合、あるいは小鳥の観察など、動きが多く激しい対象を追う際に威力を発揮します。
接眼レンズ面から目までの距離をアイレリーフといいます。
このアイレリーフが長い双眼鏡ほど、のぞきやすいです。メガネをかけて見る場合には、「アイレリーフ」が15mm以上長い設計のものを選びましょう。
ゴム見口を外側に折り返す、またはポップアップ式見口では、見口を下げた状態のまま使用します。
アイレリーフ15mm以上。長時間観察でも目が疲れにくく、メガネをかけたままでも広い視野を見ることができます。
「双眼鏡」はその単体の性能のみで色々と楽しめるものです。
「フィールドスコープ」は、その時々に合わせて接眼レンズを交換したり、カメラを取り付けたりすることができます。また、双眼鏡より高倍率を楽しめます。
両目で見る為、立体的に対象をとらえることが可能です。
視度調整機構があるものは左右の視力が違う人でも、左右の視力差を調整できるので、鮮明に対象を見ることができます。
基本的には手に持って使用するため、動きのある対象物をうことが容易です。
携帯性に優れた小型軽量のもの、本格的な大型のもの、防振タイプあるいはカラフルなものなど、バリエーションが豊富なため、自分のスタイルに合った一台を選ぶことができます。
接眼レンズ(のぞく側のレンズ)を交換することで、倍率が変えられます。
高い倍率のレンズが多く、広いスタジアムでのコンサート、遠くの野鳥やクジラ、あるいは月面のクレーターなどをしっかり見ることもできます。
三脚に取付けて使用することを想定しているので、ブレがなくキレイな像を楽しめます。
カメラを取付けて望遠レンズとして使用することも可能です。
フィールドスコープの使用例
手ブレを軽減し、高倍率でも観察しやすい防振式。
携帯性に優れた小型、軽量なもの。
形や色などデザインにも魅力のあるタイプなら、アクセサリー感覚で持ち歩けます。
ドーム・野外コンサート、オペラやクラシックコンサートに
広い会場には、倍率8〜10倍程度のものがおすすめです。野外コンサートなら雨や雪といった悪天候に備えて防水タイプであればより安心です。
オペラやクラシックコンサートに
倍率は6〜10倍程度で、特に舞台が暗い場合は、「明るさ」の数値が高いものがおすすめです。
アーティストをより大きくはっきり見たい
倍率が高くても手ブレを軽減する防振式を使えば、アーティストに近い席で見ているような臨場感を得られます。
携帯性に優れた小型、軽量なもの。
倍率を変えられるズームタイプなら、試合のシーンに合わせ、一番魅力ある大きさで楽しむこともできます。
サッカーやラグビー、あるいはスキー競技などに
広い屋外の会場には、倍率8〜12倍程度のものがおすすめです。雨や雪といった悪天候に備えて、防水タイプであればより安心です。
バスケットやバレーなど室内競技に
倍率6〜8倍程度のものが手ブレしにくく選手の動きも追いやすいのでおすすめです。
ポケットにも入れておける、手のひらサイズの小型のもの。
ピントの合う最短距離が短い(至近距離の数値が小さい)もの。
工芸品鑑賞などに
マルチモノキュラーなら約25cmまで接近し観察できるので、工芸品等の細部まで見ることができます。
at4/at6は、双眼鏡ながら55cmの近距離まで近づけます。
カバンなどにもすっきりと収まる小型、軽量なもの。
旅先のシーンに合わせて倍率を変えられる、ズームタイプ。
デザインにも魅力のあるタイプなら、アクセサリー感覚で持ち歩けます。
高倍率でお使いの場合は
ズーム式の高倍率側では視界が狭くなるとともに手ブレしやすいので、座ったり柱にもたれるなどして、安定した姿勢で使うとよいでしょう。
水辺での使用、あるいは雨や雪といった悪天候に備えて防水タイプ。
ショックを軽減し、手にもしっかりフィットするラバーコートボディ。
高原へのトレッキングや登山のお供に
携帯性に優れた小型、軽量なものがおすすめです。倍率6倍〜10倍程度のものが手ブレをおこしにくくおすすめです。
車で出かけるキャンプなどに
倍率7倍〜10倍で口径が大きい(40mm以上)タイプなら、自然観察から星空散策までを楽しめます。ご家族やお友達と一緒に楽しむなら、三脚に固定して観察ができるフィールドスコープもおすすめです。
遠くだけでなく近くの自然も観察
野鳥など遠くにいる対象を観察するだけでなく、昆虫など近くにいる対象を双眼鏡で観察する際には、至近距離でもピントの合うタイプを選ぶのがおすすめです。
防振双眼鏡なら警戒心の強い小鳥を離れた場所からクローズアップ。ブレずにしっかり観察できます。
広い範囲を一度に見られる広視界(見掛視界の数値が大きい)なものが野鳥のすばやい動きにも対応しやすくおすすめです。
持った時にすべりにくく、手にしっかりフィットするラバーコートボディ。防水タイプであれば急な雨などの時も安心です。
野山や高原で動きのすばやい小鳥を観察するなら
倍率6倍から10倍程度のものが手持ちでも手ブレをおこしにくく野鳥観察がしやすいです。朝夕の観察では暗いので口径の大きなものがおすすめです。
干潟や磯などで水鳥を観察するなら
倍率10倍〜の高倍率のものを三脚に取付ければ、じっくりと水鳥が観察できます。防振双眼鏡なら手持ちでもしっかり観察でき、鳥の動きにも対応できます。フィールドスコープもおすすめです。
野鳥の姿をカメラでとらえるなら
フィールドスコープならアダプターを使ってお持ちのカメラを接続し、超望遠撮影をすることが可能です。
淡い光の天体をとらえるには、口径が大きく(口径40mm以上を推奨)集光力に優れたもの。
星を明るくシャープにとらえるため、マルチコーティングを施した、光学性能が特に優れたもの。
ビノホルダーを活用して双眼鏡を三脚に取り付ければ、手ブレのない安定したスターウォッチングが楽しめます。
気軽に星を観て楽しむなら
倍率6〜10倍程度のものが手ブレしにくく、星雲星団や月を観察するのにおすすめです。防振式なら月のクレーターや木星の衛星なども見やすいです。
天体観測をするのであれば
三脚に固定した双眼鏡やフィールドスコープで安定した天体観測が可能です。
広い範囲の星空を見るなら
超広角で観察できるモデルがおすすめです。(SWシリーズ双眼鏡など)