Vixen の科学情報誌 So-TEN-Ken(ソウテンケン) WEB版

バードウォッチング始めました<#1>
最初はコンパクトな双眼鏡でコスパ良く

野鳥を見るのは好きだけど、まだ“バードウォッチャー”になっていない人のために。
双眼鏡などアイテムの選び方や使い方などを、バードウォッチング初心者〜中級者のあすかさんが個人的意見を交えながら語っていく連載、スタートです。

画像:シジュウカラ

<シジュウカラ>
黒いネクタイをしているみたいな模様が特徴。©ヘルメス/PIXTA

最初の1台は「手軽」で「良く見える」双眼鏡

画像:アリーナH+

アリーナH 8x21WP(グリーン)
倍率 : 8倍/対物レンズ有効系 : 21mm/明るさ : 6.8/サイズ : 9.2×6.6×4.6cm/重さ : 195g/コーティング : フーリーマルチコート/防水/カラー : ピンク、ブルー、イエロー、グリーン、パープル

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値段

高い双眼鏡はやっぱり色とかシャープさとか本当にきれいに見えるんですよね。だからあとはお財布との相談になっちゃう。でも安過ぎる物には注意!お店で展示品を試してみたけど、鳥の鮮やかな模様とかをちゃんと楽しむなら、10,000円前後以上で選びたいかな。

大きさ・重さ

ごっつい双眼鏡は場所によってはちょっと恥ずかしい。最初の1台はバードウォッチング以外にも使うことを考えると、軽くて小さいものを。ウォーキングや旅行、コンサート、スポーツ観戦...。“いつも持ち歩くバッグにサクッと入れられる”大きさ・重さを、私の双眼鏡選びの基準にしました。

倍率・明るさ

倍率は高い方が良いとは限らなくて、6〜8倍ぐらいが使いやすいと思います。それから明るさはレンズの直径とか材質とかコーティングとかいろいろ関係するのだけど、できるだけ明るいものを選ぶのが正解。スペック表の数値を比べても良いし、最もオススメの方法はやっぱりお店で実際にのぞいて周りを見て、視界が明るいと感じた物を選ぶことですね。

最低限、マスターしたい双眼鏡の使い方

画像:双眼鏡の目幅

画像:ハクセキレイ

ハクセキレイ
コンビニの駐車場とかでよく見かけるよね。シュッとした体つきでテケテケ歩いているやつ。
©punia/PIXTA

画像:イソヒヨドリ

イソヒヨドリ
うちのマンションのすぐ前で、すごくきれいな声で鳴いていたからムキになって探しちゃった。
©japs/PIXTA

誰でも使える身近なアイテムだけど、使い方のコツを知っていると見え方がすごく変わるんです。最初にマスターしたいのは...

手が震えないように

双眼鏡を持つ手って実は結構震えていて、それが見えづらさにつながっています。脇を締めて腕を体に固定する。これをするかしないかで、全然見え方が違うの。それから双眼鏡の倍率が高いとさらに震えが大きくなることも覚えておいて。

ピントをマメに合わせる

「大体合っていればいいやぁ」なんて、ピント合わせがアバウトだともったいない!ピタッと合っていると一気に感動も高まります。そのためにもピント調整のリングに指がかかりやすいかどうかも、双眼鏡を買う時に試したい。

目幅をきちんと合わせる

ほとんどの双眼鏡は折りたたむことで、2つのレンズの間が広がったり狭まったりします。これで自分の目の幅にきちんと合わせること。片目ずつつぶって確認してみると、実は幅が合っていなくて片目で見ていた...、なんてことはよくあります。私もそうでした。

著者紹介

ニックネーム : あすか
平成生まれ、本屋さんに勤めています。オフの日はとにかく出かけることが好き。ウィンドーショッピング、カフェのはしご、公園、キャンプ場...、街中にも自然の中にも出没します。

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