Vixen の科学情報誌 So-TEN-Ken(ソウテンケン) WEB版

発見!が楽しいマイクロ文字

2024年7月に発行された新しいデザインの紙幣。
当時は肖像画の人物にずいぶん話題が集中していました。
しかし全国家庭顕微鏡普及協会が注目するのは、マイクロ文字!
ルーペ片手にお札を端から端まで探ってみましょう。

画像:1万円札

<10000円札のマイクロ文字>

マイクロ文字とは

肉眼で見ただけでは見過ごしてしまうぐらい小さな小さな文字、それがマイクロ文字です。高度な印刷技術が必要で、コピーしても鮮明に複写できないことから、紙幣などに使用されています。
偽造防止のためのマイクロ文字は一見、ただの線などに見える箇所をルーペなどで拡大してみると、「NIPPON GINKO」などの文字列が現れます。発見すると思わず「おおーっ!」と驚きと楽しさが味わえますよ。

さっそく、1000円札を見てみよう

画像:1000円札

2024年から発行されている紙幣には、最新の偽造防止技術が盛りだくさん。そのうちの1種類がマイクロ文字で、表と裏それぞれ3か所ずつ使われています。

画像:1000円札のマイクロ文字

画像:1000円札のマイクロ文字

画像:1000円札のマイクロ文字

はがきやパスポートなどにもマイクロ文字発見!

画像:年賀はがきのマイクロ文字

2018年の年賀はがき

逆さ「FUJI」と「あけまして」「おめでとうございます」、3か所入っています。切手にもマイクロ文字が入っていることがあります。

画像:パスポート

パスポート

線のように見える部分が「JAPAN PASSPORT」の文字列になっています。

画像:50ドル紙幣

アメリカ50ドル紙幣

第18代大統領ユリシーズ グラントの襟元に「THE UNITED STATES OF AMERICA」の文字。

おすすめ

画像:メタルホルダー・シマミD28

メタルホルダー・シマミD28

●シマミ(縞見)ルーペはもともと繊維織物の糸数を測るルーペ。印刷物のチェックなどにも適しています
●レンズ直径は大きめの28mm。1mmと1/8インチの目盛付き

  • 倍率 : 6倍
  • レンズ径 : 28mm
  • レンズ材質 : ガラス
  • サイズ : 53×38×14mm(折りたたんだ状態)

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