ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
<地球と月、月の軌道>
月の軌道が楕円[だえん]になっているので、地球と月の距離は変化する。※大きさや距離などはかなりデフォルメしています。
<2024年のスーパームーンとミニマムムーン>
左は2024年で最も地球に近かった満月、右は最も遠かった満月。撮影 : ©井川俊彦(2024.10.17/2024.2.24)
近年、もしかすると中秋の名月よりも有名になってしまった「スーパームーン」。その年に最も地球に近くて大きく見える満月を指し、2025年は11月5日がその日です。逆に最も小さく見える満月は4月13日でした。
それぞれの地球と月との距離は約35万7,000km(11月5日)と約40万6,000km(4月13日)と、かなり変化しています。これはイラストのように月の軌道が楕円[だえん]になっていて、地球と月との距離が変化するから。地球から見える月の大きさを比べると、11月5日は4月13日の約14%大きく、明るさは約30%増しになっています。
ちなみに今年の中秋の名月は10月6日で、スーパームーンのほぼ1か月前。月齢(※)は14.3で、翌日7日が満月となります。
※正午月齢