Vixen の科学情報誌 So-TEN-Ken(ソウテンケン) WEB版

身近なところでバードウォッチング<夏>

キャンプなど郊外へ出かける機会の多い夏はぜひ、自然の声に耳を傾けて野鳥を探してみましょう。
水辺や木立でゆっくり腰掛けて。
街中では出会えない鳥たちが見つかるかも。

画像:カイツブリの親子

<カイツブリの親子>
©mihiro/PIXTA

池や湖、川、林、山の中...で耳をすまそう

画像:カイツブリ

カイツブリ
©norimoto/PIXTA

カイツブリ

よく見ると子供をおんぶしています。子育て中のカイツブリにはよく見られる姿。春〜夏は黒っぽい頭に赤みがかった首筋をしていて、キョトンとした丸い目ととがったくちばしがキュート。潜水が得意で、池や湖で見かけます。

画像:オオヨシキリ

オオヨシキリ
©KIKO/PIXTA

オオヨシキリ

「ギョギョギョ...」とか「ケケケ...」とか、大きく口を開けて元気に鳴くので、近くにいたら声で気づくかも。ヨシの生えているような湿地や水田の草むらなどにいます。ボサボサ頭に黒いアイラインがチャーミング。

画像:コゲラ

コゲラ
©asante/PIXTA

コゲラ

キツツキの仲間では最も小さいコゲラ。スズメぐらいの大きさです。くちばしで幹をコンコンコンコンと突く(ドラミング)音が聞こえたら探してみましょう。森林や樹木の多い公園などで見つかります。

画像:カワセミ

カワセミ
©jigan/PIXTA

カワセミ

意外と見つけやすく、最近は公園の池などでも目撃情報が。池や川辺の枝にとまってエサとなる小魚をじっと狙い、ダイビングする様子はお見事! です。水面の上空でホバリングする姿もかっこいい。

見え方が変わる!双眼鏡の使い方(基礎編)

画像:双眼鏡

ほとんどの双眼鏡は、への字に折るように動かすことで幅を調整できます。

<1> 眼幅をちゃんと合わせる

2つのレンズの距離(眼幅)がちゃんと見る人の目の幅に合っていなくて、実は片目で見ていることが多い。

<2> 視線は動かさず鳥を見たまま双眼鏡を構える

せっかく見つけた野鳥から視線をそらすと見失うことが多いので、双眼鏡は手元を見なくても構えられるように準備しておく。

<3> ピントを合わせる

きっちり合わせると、野鳥のかわいさが倍増。

<4> 腕を固定して手ブレを防ぐ

二の腕を体の脇にくっつけたり、テーブルなどに肘を置いたりして双眼鏡を持つ手がふるえないようにする。これでかなり見え方が変わる。

おすすめ

画像:ATERA Ⅱ H10×21

アトレックライトII BR6×30WP

くっきりきれいに見えて使いやすい。初めての双眼鏡にオススメ。
500gと軽く、眼幅は最小49mmまで縮められるので、お子さんでも使用可能。
小雨や水際も気にならない防水設計。

  • 倍率 : 6倍
  • 対物レンズ有効径 : 30mm
  • サイズ : 11.5×16.0×5.4cm(突起部分除く)
  • 重さ : 500g
  • コーティング : PFMコート、撥油コート

ほかに倍率8倍の「アトレックライトII BR8×30WP」もあります。

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