ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
個性的な見た目でも楽しめる食虫植物。
土から得る養分だけではお腹がいっぱいにならないので、なんと昆虫を捕まえてそこからも養分をもらっているのです。
そのために張るワナがすごい!
とても計算高く、まるで頭脳を持った植物のよう。
その巧みな仕掛けに、顕微鏡で迫ってみましょう。
捕虫葉の表面に6本の感覚毛が生えていて、これがセンサーになっています。獲物が30秒以内に2回、この感覚毛に触れると約0.3秒で葉が閉じます。このシステムのおかげで、虫以外の雨粒などでは反応しにくくなっています。その後、感覚毛に3回目の接触があると消化酵素が作られ始め、5回目で消化開始となります。
モウセンゴケにはたくさんの種類がありますが、これはサスマタモウセンゴケ。葉の表面に生えている腺毛からネバネバする液を分泌していて、ここに消化酵素が含まれています。獲物の養分もこの腺毛から吸収します。
この類の食虫植物は「ピッチャープラント」とも言い、中には消化液が入っています。蓋がついていて、中に雨が入って消化液が薄まってしまうのを防いでいます。この蓋の下やピッチャーの上部から蜜が出ていて、虫はこれに誘われて集まり、中に入ると出てこられない仕掛けになっています。
● お手持ちのパソコンに接続して観察、画像保存も可能
● カメラ部分をスタンドから外して、手持ちで観察もOK
● 倍率:20〜200倍(19インチモニターで観察時)