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<ペルセウス座流星群の火球>
星の村天文台(福島県田村市)で撮影した-8等級の大火球。撮影 : ©及川聖彦(2016.8.13)

流れ星を見つけるコツ

ペルセウス座流星群2020

ズバリ、今年のペルセウス座流星群は
(1)8月12日21:00ごろ〜13日夜明け前
(2)8月11日22:00ごろ〜12日夜明け前
がオススメ。
人工の明かりが少なく、空が十分に暗ければ1時間に30〜40個ぐらい見られるという予想です。
ペルセウス座のγ[ガンマ]星のあたりから地球に向かって飛んでくるイメージで、この飛び出し点を放射点(輻射点)と言いますが、放射点がまだ低い20:00ごろは、空の高いところに長く光る流れ星がビューンと迫力ある姿で見られます。
その後放射点が高い位置に来ると、全天のあちこちに流れ星が見られるようになります。
ただし今年は23:00過ぎ(※1)に月が昇ってくるので、深夜〜夜明け前は視界に月が入らない方角を向いたり、月が樹木や建物の陰にかくれる場所に立つなどしましょう。

※1…地点は東京

<ペルセウス座流星群の放射点の高度変化>
見つけやすいカシオペア座を目安に。放射点は宵に北の地平線から昇り始め、夜半ごろ北東の空で北極星と同じくらいの高さになる。地点は東京。

またペルセウス座流星群の特徴として、火球と呼ばれる特大の流れ星が現れることがあります。
そして火球が流れたあとには流星痕[りゅうせいこん]という淡い煙のように輝く痕跡が見られることがあり、もし間に合ったら双眼鏡でこの流星痕を見てみてください。
風で形を変える様子など、ちょっと驚きの光景が目にできますよ。

<ペルセウス座流星群の流星痕>
流星痕の中には数分から数十分見え続けるものもある。写真は火球出現からおよそ30秒後に撮影したもの。撮影 : ©井川俊彦(2016.8.13)

流れ星はいつでも見られる!?

夏にキャンプなど郊外で夜を過ごす日は、晴れていたらとにかく夜空を見続けてみてください。
それがいつであっても、かなりの確率で流れ星を見ることができます。
ペルセウス座流星群は活動期間が長い上に出現数が多いので、前述のオススメの日時以外でも見られることが多いのです。
また夏はペルセウス座流星群以外の流星群も出現します。
さらに流星群とは関係なく、いつでも流れている散在流星[さんざいりゅうせい]というものもあります。
この散在流星は、昼夜問わず1日あたりダンプカー数台分以上が地球に降り注ぐとも言われていて、夕方よりも明け方近くの方が見やすく、夏から秋に向けて増えます。

倍率はたった2.1倍

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