ビクセン | 天体望遠鏡、双眼鏡を取り扱う総合光学機器メーカー
<はくちょう座>
天の川の流れに沿って飛ぶ白鳥の頭にあたるのがアルビレオ。南十字にあやかって、はくちょう座は「北十字」とも呼ばれます。撮影 : ©西條善弘
天体望遠鏡で「二重星アルビレオ」を見よう!
肉眼では1つにしか見えないけれど、天体望遠鏡をのぞくと……、寄り添うような雰囲気がほっこりする2つの星、二重星。
夏はアルビレオを絶対に見ておきたい! アルビレオがあるのは、夏の大三角の1つであるデネブと同じ、はくちょう座。
デネブは白鳥のお尻ですが、アルビレオは頭にあたります。
とっても見つけやすい星座なので、ぜひ探してみてください。
<アルビレオ>
写真でも色の違いがわかりますが、実物はもっと鮮やかに見えます。撮影 : ©西條善弘
アルビレオの魅力は、2つが仲良く並ぶ姿と、その色の対比にあります。
β［ベータ］1星(3.1等級)は黄金色、もう1つのβ2星(5.1等級)は透き通った青い色で輝き、まさに宙に浮かぶ宝石…と例えられます。
上に写真がありますが、この星は写真よりも実物を自分の目で見た方が圧倒的にきれいだと言われています。
二重星はよく
(1) 実際に2つが近くにある
(2) 本当は離れているのだけど、地球から見る角度のせいで近くにあるように見える
のどちらなのか、議論になりますが、アルビレオはつい最近、2018年に(2)の見かけ上の二重星であるということが発表されています。
この二重星は口径50mmクラスの天体望遠鏡や双眼鏡でもきれいに見えるので、この夏、絶対トライしたい!
星の位置を知らなくても大丈夫!
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