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天体望遠鏡の使い方、Q&A 困ったときは… | よくお寄せいただく質問


困ったときは
天体望遠鏡一般について

G-01
全くピントが合わない、または見えない。
  1. キャップが付いたままになっていませんか?
    ⇒キャップを取り外してください。

  2. 接眼レンズは入れましたか?
    ⇒天体望遠鏡は接眼レンズを差し込まないと見えません。まずは倍率の低い接眼レンズ(数字の大きい物)を差し込んでお試しください。

  3. 見ている対象までの距離が近すぎませんか?天体望遠鏡は近くに焦点が合わないことがあります。
    ⇒最低でも200m程度以上離れた被写体を目標物としてください。また低倍率のレンズから順番にお試しください。

  4. ピントは合わせましたか?
    ⇒説明書に従い、ピント調整ノブを回すなどしてピントを合わせてください。

  5. 天頂プリズムや延長チューブの使い方が適切でない場合、ピントが合いません。
    ⇒説明書の接眼部チャート等を参考に接続方法を変更してください。

  6. 観察対象を正確に望遠鏡の視野に導入しましたか?導入したつもりでも、視野の中央にキチンと導入しないとすぐに見えなくなることがあります。
    ⇒望遠鏡本体の視野中央に観察対象を慎重に導入してから観察してください。初めての場合、まずは地上の景色(逆さまに見えます)にてお試しいただくことをお勧めいたします。
G-02
説明書の通りファインダーで確認して見えているのに、鏡筒をのぞくと何も見えない(接眼レンズは入っている)。

ファインダー調整をせずにご使用されているか、ファインダーが合っていないために見たい観察対象が視野に入らないことがあります。
⇒お買い求め当初はファインダーが調整されておりません。説明書に従い、まずは昼間のうちに地上の景色(200m程度以上先の目標物を使う)を用いてファインダーを合わせてください。

G-03
像(天体)が逆さまに見える。

天体望遠鏡は元々像が逆さまに見えるものです。
⇒そのままご使用頂いて問題ございませんが、地上観察などで気になる場合は、別売の地上観察用レンズをご使用下さい。なお、地上観察用レンズに対応していない機種もございますので、お買い求めの際にご注意ください。

G-04
ピントがあまりよく合っていない。非常に見にくい、または見えない。

倍率が高すぎると見えにくくなります。
⇒過剰な倍率をかけると像が暗くぼやけてしまいます。適正な倍率でご使用ください。望遠鏡の口径の約2〜2.5倍が適正な倍率(例えば口径100mmなら250倍)となります。

G-05
最初見えていたのに段々星が動いて見えなくなる。

日周運動により、星は絶えず移動しています。
⇒星は地球の自転により日周運動していますので、見ている星は視野を移動します。微動ツマミなどを使い、星を常に追ってください。

G-06
モヤモヤと、陽炎(かげろう)のように見える。
  1. 大気の影響により陽炎が生じることがあります。
    ⇒大気の状態によっては観察対象がよく見えない、またはユラユラと動いて見えることがあります。これは地球の大気の影響のため、どうすることもできません。大気の状態が安定している時(星が瞬いていない夜など)に観察することをおすすめします。

  2. 望遠鏡内の気流による影響(反射式、カタディオプトリック式鏡筒)
    ⇒温度の違う環境に望遠鏡をさらすと、望遠鏡の内と外で激しい空気の出入りが生じます。この空気の出入りの影響で、観察対象がユラユラと動いて見えてしまう場合があります。反射式、カタディオプトリック式鏡筒をお使いの場合は、外気に十分に慣らしてからご使用ください。一般に外気に慣らす時間は1〜2時間程度ですが、冬場など室温と外気温の差が激しい場合は、さらに時間が必要な場合もあります。
G-07
左右逆に見える。

天頂プリズムもしくは天頂ミラーを使っていませんか?またはそのような仕様(バイパー MC90Lなど天頂ミラー内蔵タイプ)の望遠鏡もあります。
⇒天頂プリズムなどを用いると観察対象の像が左右逆になります。

G-08
星を見ているが大きく見えない。倍率が低いのだろうか?

星(恒星)のある場所は非常に遠く大きさが感じられないために、そもそも点にしか見えません。
⇒そのままご使用ください。星(恒星)までの距離は非常に遠く、いくら拡大しても点にしか見えません。適正倍率を超えて高倍率にしても、G-09のような問題が生じてしまいます。つぶらな輝きを堪能してください。

G-09
せっかく高倍率の望遠鏡を買ったのに、よく見えない。

望遠鏡の性能は口径に相応します。むやみに倍率を高くしてもよく見えません。
⇒望遠鏡の性能は口径に相応するため、小口径の望遠鏡で接眼レンズやバローレンズを使ってむやみに高倍率にしてもよくは見えません。「最高倍率」=「一番よく見える倍率」ではありませんのでご注意ください。例えば口径100mmの望遠鏡で400倍で見るとした場合、これはここと決めたある1点(例えば月面クレーターのある1点)をどうしても拡大して見たい時に使用するための倍率です。望遠鏡の口径の約2〜2.5倍が、観察対象を見やすい適正な倍率(例えば口径100mmなら250倍まで)となります。

G-10
星を見ると筋が出る(反射式鏡筒)。

副鏡支持金具による影響です。反射式など金具により固定されている場合は必ず筋がでます。
⇒元々そのような仕様となっておりますので、そのままご使用いただき、筋が出る現象についてはご了承ください。反射式望遠鏡でスパイダー(斜鏡を支える足)がある機種は星の回りに放射状に筋がでます。通常、足が1本だと星と反対側に1本(合計2本)、3本(位置関係120°)だと反対側に1本ずつ(合計6本)と、足の数に比例して増えます。

G-11
星がドーナツ状に見える(反射式鏡筒)。

ピント合わせが不十分だと反射望遠鏡では星がドーナツ状に見えます。
⇒ピントを慎重に合わせてください。

G-12
観察対象がブレて見にくい。

不安定な場所や風の強く吹く場所で観察していませんか?または望遠鏡に手を触れて観察していませんか?
⇒風のない安定した場所で、望遠鏡から手を放して観察してください。また、倍率が高いほどブレやすくなりますので、倍率を低くして観察することをおすすめします。

G-13
天頂プリズムを使うとピントがでない。

延長チューブは外しましたか?(延長チューブのある場合)
⇒天頂プリズムを用いる場合は延長チューブを1つ取り外してください。

G-14
ピントがかなり甘い、または暗くぼやけていてよく見えない。

はじめから高倍率にしていませんか?天体望遠鏡は高倍率時に像が悪化します。
⇒望遠鏡は高倍率にすると像が悪くなり、見にくくなります。まず低倍率からご使用いただき、徐々に倍率を高くしてみてください。

G-15
望遠鏡を右に動かすと、天体がさらに右に逃げてしまう。

望遠鏡の視野は逆さまに見えるため、動きに慣れるまでは思い通りにコントロールできないことがあります。
⇒望遠鏡は実際の視界とは逆向きに見えますので、望遠鏡を見かけと逆の方向に動かさないといけません。はじめは難しいかもしれませんが、望遠鏡を少しずつ動かしてみると、コツがだんだん身につきます。

G-16
(経緯台式望遠鏡で)微動ハンドルを動かしても望遠鏡が動かない。

クランプはしめましたか?
⇒クランプをしめる必要がある機種の場合は取扱説明書に従いクランプをしめてください。

G-17
(経緯台式望遠鏡で)微動ハンドルが固くて動かない。

微動の範囲が最大(端)まで行っている可能性があります。
⇒微動範囲に制限のある機種の場合、取扱説明書に従っていったんクランプをゆるめ、本体を動かしたい方向にやや多めに動かし、クランプをしめ直します。その後微動ハンドルを先ほどとは逆向きに動かしてみてください。

G-18
鮮やかな星雲を見たくて望遠鏡を買ったのにほとんど見えない。

残念ながら、望遠鏡を肉眼でのぞいただけでは鮮やかな色までは見えません。
⇒鮮やかな星雲の色は、カメラによって長い時間をかけて光を集めた結果です。人間の目では星雲の色までは判別できません。望遠鏡を肉眼でのぞいた場合、星雲はごくうすく白い煙が広がっているかのように見えます。


スカイセンサーについて

※スカイセンサーはGP、GP2、GPD、GPD2、ニューアトラクス赤道儀シリーズ用の自動導入装置ですが、現在は製造していません。

S-01
きちんと設定しても目的の方向に向かない(GP、GP2、GPD、GPD2赤道儀シリーズ)。
  1. モーターコードが赤経赤緯で逆に接続されていませんか?
    ⇒コード接続を確認の上、間違っている場合はつけ直してください。

  2. モーターまわりのギアがゆるんでいませんか?
    ⇒ギアをしめ直してください。
S-02
電池で使用すると、電池消耗が非常に早い(ニューアトラクスを除く)。

スカイセンサーは多くの電力を消費します。ご使用状況にもよりますが、新品アルカリ乾電池による連続駆動時間は20℃で1〜1.5時間程度です。
⇒長時間連続駆動させるのでしたら別売のポータブル電源またはACアダプター12V・3Aをお使いいただくことをおすすめします。※ニューアトラクスは乾電池では動作しません。

S-03
カーバッテリーで使用すると誤作動する。
  1. ノイズの影響で不安定となることがあります。
    ⇒車のシガーライターなどから電源をとる場合、エンジンがかかったままではノイズの影響で誤動作することがありますので、車から直接電源をとることはおすすめしておりません。カーバッテリーから電源をとらざるを得ない場合は、必ずエンジンを切ってください。なお、その際はバッテリーが上がらないようにご注意ください。

  2. 電圧が高すぎると不安定になることがあります。
    ⇒車のシガーライターなどから電源をとる場合、エンジンがかかったままでは14V以上の高電圧を示すことがあります。このような高電圧は誤作動の原因となりますので、車から直接電源をとることはおすすめしておりません。カーバッテリーから電源をとらざるを得ない場合は、必ずエンジンを切ってください。なお、その際はバッテリーが上がらないようにご注意ください。また、新品バッテリーでフル充電の場合も14V以上になることがありますのでご注意ください。
S-04
パソコンにより自動導入するコード類とソフトを購入したが、その動かし方が分からない。

申し訳ありませんが、当社ではパソコンソフトによる動作についてはサポートしておりません。
⇒パソコンソフトによる動作については当社ではサポートしておりませんので、恐れ入りますがパソコンソフトをお買上げの販売店もしくはソフトメーカー等にお問合せください。スカイセンサー基本設定についてはこちらをご覧ください。

S-05
スカイセンサーのコントロールが効かず、暴走した。

何らかの原因により、スカイセンサーの信号やり取りにトラブルが生じたためにコントロールが効かなくなったと考えられます(S-03参照)。
⇒スカイセンサー本体の方向キー4つをすべて同時に押しながらスイッチを入れ、完全リセットしてみてください。なお、この際はカスタム設定等の登録いただいたデータもすべて消えますので、メモなどしておいてください(※PECの設定は復旧できません)。完全リセットしても改善しない場合は故障が考えられますので、点検に出されることをおすすめします。

S-06
日中に観測すると、遠回りな方向から自動導入が始まることがある。

スカイセンサーが安全のために太陽を避けて導入しようとしているためです。
⇒そのままご使用いただいて問題ありません。通常は太陽観測をしないモードとなっておりますが、太陽観測モードではこのようなことは生じません。なお太陽観測モードとされた場合、誤って太陽を直接見ないようにご注意ください。失明の恐れがあり大変危険です。

S-07
ユーザ登録した彗星の自動導入を試みたが導入できない。または追尾できない。

彗星の軌道要素に間違いはありませんか?
⇒彗星の軌道要素をもう一度ご確認の上、登録してください。

S-08
ユーザ登録した人工衛星を自動導入しようとしたが導入できない。
  1. 人工衛星の軌道要素が間違っていませんか?
    ⇒人工衛星の軌道要素をもう一度ご確認の上、登録してください。

  2. 時刻設定は観測の事前に1秒単位で合わせましたか?人工衛星は内蔵時計が1秒でも狂っていると導入や追尾ができません。
    ⇒時計は1秒単位で正確に合わせてください。
S-09
自動導入した天体が追尾できない。見えないのに太陽の警告が出るなど不可解な現象が起こる。
  1. 観測日時、場所、タイムゾーンの設定は間違いありませんか?
    ⇒もう一度項目を確認の上、正しい数値を入力して自動導入してください。

  2. クランプが完全にしまっていない可能性があります。
    ⇒クランプのしまりを確認し、ゆるんでいるようであればしめてください。
S-10
自動導入の動作まではするが、実際には導入できない。
  1. アライメントはきちんと行いましたか?アライメントしないと自動導入はできません。
    ⇒説明書に従いアライメントを行ってください。

  2. 電源、バッテリーのパワー不足、または電池切れが考えられます。
    ⇒電源12Vの中でも3A以上のものをご使用ください。なお、乾電池では動作時間が短くなります(S-02参照)。

  3. クランプが完全にしまっていない可能性があります。
    ⇒クランプのしまりを確認し、ゆるんでいるようであればしめてください。

  4. 鏡筒とウェイトの重量バランスは合わせましたか?
    ⇒取扱説明書に従って、重量バランスを慎重に調整してください。

  5. 重量オーバーになっていませんか?
    ⇒搭載する鏡筒その他の総重量は、各赤道儀で動作保証されている重量までとしてください。

  6. ギア比、減速比に間違いはありませんか?GP、GP2、GPD、GPD2赤道儀シリーズは赤経赤緯とも+36×144、ニューアトラクス赤道儀は赤経赤緯とも-60×180です。
    ⇒設定された数値が上記と異なる場合は、取扱説明書に従い訂正してください。

  7. モーターの取付け具合がきつくありませんか?(後付けモーターの場合)
    ⇒ギアには適度な遊びを設けて取付けてください。

  8. 赤道儀が古くなると動きが悪くなり、導入精度が落ちる場合があります。
    ⇒オーバーホールが必要です。 弊社にお問合せください。
S-11
スカイセンサー2000PCの動きがギクシャクする。
  1. 電源にカーバッテリーを使用していませんか(S-03参照)?
    ⇒車のエンジンを切るか、別の12Vバッテリーをご使用ください。特に、新品カーバッテリーは車のエンジンを切った状態でも14V以上の高電圧を示すこともありますので、おすすめできません。

  2. 鏡筒とウェイトの重量バランスは合わせましたか?
    ⇒取扱説明書に従って、重量バランスを慎重に調整してください。

  3. 重量オーバーではありませんか?
    ⇒搭載する鏡筒その他の総重量は、各赤道儀で動作保証されている重量までとしてください。

  4. 赤道儀自体の特性とモーター特性による結果、動きが滑らかでないことがあります。
    ⇒説明書に従いモーターパラメーターを2か3としてお試しください。バージョン2.06以下では初期値1、2.07以上は2となっております。

S-12
アライメントが1点(2点)からなかなか進まない、または1点に戻ってしまう。
  1. 赤道儀架台水平出しは慎重に行いましたか?正確に行いませんとアライメントが順調に進まないことがあります。
    ⇒赤道儀付属の水準器にて正確に水平を出してください。

  2. 鏡筒の水平出しは慎重に行いましたか?正確に行いませんとアライメントが順調に進まないことがあります。
    ⇒±5度程度以内の範囲にて水平を出すように心がけてください。

  3. 極軸を合わせた赤道儀モードでご使用の場合、実際に極軸を合わせましたか?このモードでは極軸を確実に合わせないと自動導入できません。
    ⇒極軸を合わせていただくか、極軸を合わせていない赤道儀モードでご使用ください。

  4. 時刻、観測地などの基本データ、あるいは赤道儀の設定など、基本設定に間違いはありませんか?
    ⇒もう一度設定をご確認ください。

  5. アライメントの星の位置関係が近くありませんか?
    ⇒アライメントには15度以上離れた星をお選びください。

  6. アライメントに使う星の高度が低いと、大気の影響による誤差が生じることがあります。
    ⇒アライメントには高度20度以上の場所にある星をご使用ください。

  7. アライメントに使う星の物理的位置関係は遠くても、赤道儀の赤経と赤緯モーターが両方とも大きく動く位置関係の星でないと精度が悪くなることがあります。
    ⇒できるだけ赤経赤緯方向に大きく散った星(一直線にならない位置関係)をアライメント時にお選びください。

  8. 赤道儀の極軸方向(軸より5度以内)に近い星を使うと、位置関係の精度が出にくいことがあります。
    ⇒アライメントに使う星の位置の都合で、鏡筒と極軸が平行に近い状態となる場合は、別の星でアライメントを行ってください。

  9. スカイセンサーのアルゴリズムにより、アライメントの精度が低いと判断されることがあります。
    ⇒別の星でアライメントしていただくか、逆順にもう一度アライメントしてください(例えばアルデバラン→シリウスで行った場合は、シリウス→アルデバランの順に)。

  10. 三脚等のクランプがゆるんだり、三脚設置面がゆるいなどの原因で望遠鏡が動いてしまうことがあります。
    ⇒安定した場所でしっかり設置してください。
S-13
本体液晶画面表示が消える。電源を入れた直後の状態になる。または液晶画面が異常な表示となる(四角いマークが出るなど)。
  1. 電源接触が悪い、または接続がゆるんでいる。
    ⇒コネクター類の接続をもう一度点検してみてください。

  2. 電源、バッテリーのパワー不足、または電池切れ
    ⇒電源12Vの中でも3A以上のものをご使用ください。乾電池ですと動作時間が短くなります(S-02参照)。

モータードライブについて

M-01
モータードライブが作動しない(パイロットランプも点灯しない)。
  1. 電源が入っていない可能性があります。
    ⇒スイッチを入れてください。

  2. 電源端子が外れていませんか?
    ⇒接続をよく確認してください。

  3. 電圧、出力、容量は妥当ですか?
    ⇒定められた電圧、出力、容量の電源をご使用ください(DD-1の場合DC9〜12V、消費電流300〜800mA。SD-1の場合DC-6.5〜12V、消費電流350〜400mA)。

  4. 電源の極性(+-)が逆になっていませんか?(付属の電池ボックス以外の電源使用による)
    ⇒ジャックは外側がプラス(オスピン)となっております。間違えますと故障する場合がありますので特にご注意ください。

  5. モーターコネクターが外れたりゆるんだりしていませんか?
    ⇒コネクターをしっかりとさし込んでください。

  6. 電池切れの可能性があります。
    ⇒新しい電池をご用意ください。

  7. 電池の極性は間違いありませんか?
    ⇒電池の入れ方をもう一度ご確認下さい。
M-02
ボタンを押しても望遠鏡が動かない。

動いていないように見えている可能性があります。天体の動きに合わせて作られているモーターのため、動きは非常に遅く、目で確認するのは難しいです。
⇒星の追尾速度は遅く、この早さを基準としているため、コントローラーも極めて動作がゆっくりしており、早送りボタンを押しても動きは僅かです。モーターのギア部分を確認してみてください。作動していれば、ギア部分が少しずつ動いているのを確認できます。

M-03
1.5(2)倍速時に左ボタンを動かしても動かない。

動いていないように見えている可能性があります。追尾の動きを相殺してしまうため、更に動きが確認しづらくなっています。特に2倍速ではモーターが完全ストップする仕様となっています。
⇒コントローラーはスイッチオンですぐに追尾を始めますが、左ボタンはこの動きを相殺するような動きをするので、止まっているように見える可能性があります。望遠鏡をのぞいた際に、視野の中の星がボタン操作で動くかどうかを確認してください。動作は赤道儀の見かけの動作ではなく、望遠鏡をのぞいた時の星の動きを基準にお考えください。

M-04
モータ−追尾で日周運動と反対に動く。

南北スイッチを南半球側に入れた可能性があります(北半球にて利用する場合)。
⇒南北スイッチを確認してください。間違っている場合は、正しくスイッチを入れてください。

M-05
追尾しながら高倍率で星を見ると数分で行ったり来たりを繰り返す。

赤道儀特有の現象で、ピリオディックモーションと呼ばれる現象です。
⇒そのままご使用いただいて問題ありません。この状態でモーター自体は高精度回転しております。GP、GP2、GPD、GPD2赤道儀シリーズで10分、ニューアトラクス赤道儀では8分周期で往復運動を致します。

M-06
コントローラーが熱を生じる。

性質上、コントローラーは熱を発生します。
⇒そのままご使用いただいて問題ありません。ただし煙がでる、異臭がする、モーターが動かない、極端に電池消耗が激しい (30分〜60分程度で消耗)場合は不具合が生じていることが考えられますので、使用を中止し、点検に出されることをおすすめします。

M-07
目的の星がコントローラーで導入できない、または追尾しない。
  1. 極軸は合わせましたか?極軸を合わせないと追尾しません。
    ⇒説明書に従い極軸を合わせてください。

  2. 接続コードが赤経赤緯で逆になっていませんか?
    ⇒赤経モーターと赤緯モーターのコードが正しく接続されているかご確認ください。

  3. 望遠鏡の鏡筒とウェイトの重量バランスは調整しましたか?バランスが悪いと動かないことがあります。
    ⇒鏡筒とウェイトの重量バランスが釣り合うように調整してください。

  4. ギアがかみ合っていない、またはゆるんでいる可能性があります。
    ⇒ギアの取付け部、または噛み合わせをご確認ください。

  5. ギアの噛み合わせが極端にきつくなっていませんか?ギアはゆるんでは困りますが、あまりきつく噛み合っている場合も動作しないことがあります。動作するには、ゆるみ切らない範囲である程度の遊びが必要です。
    ⇒ギアがゆるみ切らない範囲で、ギアに少し遊びをつけてください。

  6. クランプがゆるんでいませんか?
    ⇒説明書に従いクランプをしめてください。

  7. クラッチ(別売オプションパーツ)を装備している場合、クラッチのクランプがゆるんでいませんか?
    ⇒クラッチのクランプをしめてください。
M-08
表示よりもかなり電池消耗が激しい。

寒い地域でご使用されている場合、電池の能力が低下していることがあります。
⇒弊社表示の電池持続時間は20℃前後を想定しております。寒くなると電池の能力が低下しますので、予想以上に消耗することがあります。電池の保温対策を取ってください。また、予備の電池もご用意ください。


撮影について 〜フィルムカメラ編〜

P-01
正しい手順で接続しましたが、フィルムに写っていない。または白く飛んでいる。

露出は正しく合わせましたか?
⇒シャッター速度を数段変えて何枚か撮影されることをおすすめします。カメラの露出計等も参考になります。

P-02
ブレて写る。

架台の強度の限界、もしくは震動を受け易い場所で撮影していませんか?
⇒安定した場所で撮影してください。また市販のレリーズ等を用いてブレ対策をとっていただくなども効果があります。また架台の強度には限界がありますので、もし不要な機器が接続されている場合は取り外すのも有効です。

P-03
視野の中央のみが写り、まわりが暗くなる。

設計の都合でまわりが暗くなることがあります。
⇒そのままでご使用ください。視野のふちが丸くケラレることがありますが、ある程度は避けられません。

P-04
VX-1、VX-2にて撮影するとピンボケになる。
※VX-1、VX-2は天体写真撮影専用カメラですが、現在は製造していません。

ファインダーまわりの透過部分でピントを合わせていませんか?
⇒中央の丸い部分(すりガラス状)でピントを合わせてください。

P-05
カメラをのぞくと視野が暗く、ピントの確認がしにくい。

天体撮影の際、元々視野は暗いものでこれ以上明るくすることはできません。
⇒時間をかけて、しっかりとピントを合わせていただくことが必要です。ピントが合ったと思われる位置からさらに数箇所ずらして撮影していただく、あるいは明るい星などであらかじめピントを合わせていただくのも1つの方法です。

P-06
撮影したが、ピントが甘い。
  1. ピントは確実に合わせましたか?
    ⇒ピント合わせをしっかりと行ってください。ピント位置をずらして複数枚撮影するのもひとつの方法です(P-05を参照)。

  2. 大気の揺らぎが写り込むことがあり、ピンボケのように写ることがあります。
    ⇒星が瞬かない夜、肉眼でも揺らぎが確認できない日に撮影すると揺らぎの影響は少なくなります。

  3. 望遠鏡鏡筒内の空気と外気の出入りにより揺らぎが写り込んだためピンボケのようになることがあります。
    ⇒1〜2時間ほどかけて望遠鏡を外気にならしてから撮影してください。特に冬場ですと温度差が激しく、3〜5時間かかることもあります。

  4. 微小な震動などによるブレが写り込み、仕上がりがピンボケに見えることがあります。
    ⇒風のない、安定した場所で撮影してください。また望遠鏡のクランプなどがしっかり固定されているかを確認してください(P-02を参照)。
P-07
ピントが全く合わない。
  1. 接眼レンズを入れ忘れていませんか?(拡大撮影の場合)
    ⇒カメラアダプターに接眼レンズをセットしてご使用ください。

  2. 延長チューブの使い方に間違いはありませんか?(拡大・直焦撮影の場合)
    ⇒アダプター説明書にある図を参考に接続を再度確認してください。通常、拡大撮影では延長チューブを1本使います。直焦撮影では延長チューブを全て外す場合がほとんどです。

  3. NSTアダプターのパーツを全部使っていませんか?(直焦撮影の場合)
    ⇒中間リングC、接続リングD、接眼リングEは使用しません。アダプター説明書の図を参考に接続を再度確認してください。

  4. 撮影する対象までの距離が短くありませんか?(拡大・直焦撮影の場合)
    ⇒近距離にはピントが合いません。最低でも200m程度以上先にあるものを撮影してください。

  5. NSTアダプターを使って撮影していませんか?(R200SS鏡筒にて直焦撮影の場合)
    ⇒別売の直焦ワイドアダプター60併用、またはカメラ用Tリングのみで撮影してください(R200SS鏡筒付属取扱説明書参照)。
P-08
視野が真っ暗で何も見えない。(直焦撮影の場合)
  1. 倍率が高すぎる可能性があります。
    ⇒高倍率レンズで撮影しようとすると、天体という元々暗い被写体が更に暗くなります。低い倍率の接眼レンズにてお試しください。

  2. 高倍率のため簡単に被写体が視野から外れた可能性があります。
    ⇒注意深く被写体をとらえてください。望遠鏡に震動などがかかると視野から外れやすくなりますので、できるだけ安定した場所で撮影してください。
P-09
視野が暗くざらついて見える。

カメラのファインダーの性質上の問題です。
⇒カメラファインダー内にあるピント面(マット)の性質上の問題です。カメラのマットを交換することで改善する場合もありますが、最近の多くのカメラでは交換できないものがほとんどです。なお、交換できた場合でも多少はざらつきが残ります。

P-10
望遠鏡(望遠レンズ)で星雲のガイド撮影してみたが星が流れる。

ノータッチガイド(モーターのみの撮影)撮影では困難です。
⇒広角レンズではなく、望遠レンズで撮影となりますと、モーターと赤道儀だけでの正確な追尾は困難です。ガイド望遠鏡と暗視野ガイドアダプターGA-4などを使用して星がズレないように監視し、修正しながら撮影する(ガイド撮影)必要があります。

P-11
撮影の結果、明るい星に筋が写った(反射式鏡筒)。

副鏡支持金具の影響で筋が出ることがあります。
⇒反射式望遠鏡でスパイダー(副鏡支持金具)がある機種は星の周りに放射状に筋が写ることがあります。通常、足が1本だと星と反対側に1本(合計2本)、3本(位置関係120°)だと反対側に1本ずつ(合計6本)と、足の数に比例して増えます。望遠鏡の性質状やむを得ない症状です。


撮影について 〜デジタルカメラ編〜

D-01
視野が丸くケラレる。

コリメート法という撮影方法で発生する現象で、避けることができません。
⇒デジタルカメラによる撮影の場合、必ず視野がケラレます。カメラを望遠側にズームすることで軽減することもあります。なお、一眼レフタイプのデジタルカメラでは通常コリメート法を用いませんので、視野のケラレは生じないか、生じてもごくわずかものになります。

D-02
像が画面の中央からずれて写る。

カメラ側の設計による可能性があります(ケラレのために画面中央が確認できるようになったため、カメラ側の位置ずれが目立つ結果となり、判明するケースがあります)。
⇒弊社製のデジタルカメラアダプター(ユニバーサルデジタルカメラアダプターを除く)は接続フィルターネジ部の中心にレンズが来るように設計しておりますので、ずれるとすればカメラ側のCCD受光面が中心から外れている可能性があります。カメラ側が正常動作していればそのままでも問題ありませんが、詳細については各カメラメーカーにお問合せください。なお、ユニバーサルデジタルカメラアダプターをお使いの場合は、カメラレンズの中心が光学機器の中心からズレてセットされている可能性があります。中心が合うように調整して取付けてください。

D-03
カメラのピントが合わない。
  1. 天体望遠鏡本体のピントは合わせましたか?
    ⇒まずは天体望遠鏡を実際にのぞいて目でピントを合わせてから、カメラを接続してください。

  2. カメラ側の機能により、オートフォーカスによるピントが合わないことがあります
    ⇒通常、望遠鏡本体のピントが合っており、カメラ側の焦点距離も無限遠(∞)になっていれば、問題なくシャープな写真が撮れます。しかしマクロ(接写)モードになっているなど、何らかの設定によりカメラが無限遠にならない場合があります。あるいは被写体のコントラストが低い場合や形が把握しにくい場合も、同様に無限遠にならないことがあります。カメラの不要な機能設定を解除する、もしくはカメラをAF(オートフォーカス)モードからMF(マニュアルフォーカス)モードに切り替えて、焦点距離を無限遠に調整してください。なおカメラ本体の機能については当社ではサポートしておりません。恐れ入りますが各カメラメーカーにお問合せください。。
D-04
本体だけなら見えるのにカメラを取付けると暗くて見えなくなる。

高倍率なためカメラの重量だけで望遠鏡全体がたわみ、被写体が望遠鏡の視野から外れたことが考えられます。
⇒ある程度重量を考慮して望遠鏡をやや上に向けておくなど、実際にその場で視野におさまるようにいろいろとお試しいただくことが必要です。倍率を少し下げて視野を広くするのも1つの方法です。
 
 


 


 


 


 


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